個人開発でnoviceというwebサービスを作ってみた。
自己紹介
初めてはてなでブログを書きます。
ミズタニといいます。Twitterアカウントは@leavescomic1です。
僕はここ1年半ほどプログラミングを独学で勉強しています。
開発言語は主にrubyでフレームワークにRuby on Railsを使っています。
今まで公開したサービス、公開していないサービス、全部合わせると6個ほどサービスを作りました。
Amazonで紙の本で誰でも出版できるサービスとか
京都の鴨川に関するメディアサイトとか
しかし全部作って満足。
それだけ。
誰かが勝手に見つけて使ってくれたら嬉しいけど、自分から積極的に宣伝しようとは思わなかった。
なぜかというと、「こんなしょぼいサービス見られたら恥ずかしい」とか「デザインセンスがない」とか「宣伝のために営業したり、発信したりするのがめんどい」とか
とにかく作って満足。そこで終わり。という感じでした。
でも2019年に入ってから、やっぱり誰かに自分のサービスを使ってもらいたいと思うようになりました。
確かに新しいサービスを作ることは楽しいけど、自分のサービスを他の人に使ってもらえる喜びには勝りません。
顔も知らない誰かが自分のサービスを使って喜んでくれたら、やっぱりめちゃくちゃ嬉しいです。
それから新しいサービスを作り始め、先日ついに完成し、リリースしました。
noviceについて
サービス名は「novice」、サービスの内容は一言で言うと、初心者・未経験者向けクラウドソーシングサービスです。
このサービスのアイデアは自分がプログラミングを独学し、ちょっと受託で開発にチャレンジしてみたいと思ったことがきっかけでした。
試しにクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスを使って応募してみましたがその時、全然受注することができませんでした。
(「単価が安いクラウドソーシングを使うのは良くない」みたいな意見は一旦置いといて下さい...)
いろいろ調べてみましたが、初心者・未経験者が案件を受注するためにはかなり努力をしなければなりません。以下のようなことが必要とのことです。
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自分のポートフォリオサイトを作る
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応募段階で顧客が望むモノをある程度まで作って、依頼者に提案する
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他の応募者よりも安く、短い納期を提案する
やっぱり最初の一件の仕事を受注するのは、こちらからかなり積極的に提案して行かないと難しいようです。
また、安い単価の仕事でもお金をもらって受注することに怖いと感じる人も多いのではないでしょうか。僕はそうでした。
初めての受託開発は「本当に完成させられるかな?」とか「失敗したらどうしよう?」と考えてしまい、それが原因で仕事の応募を躊躇している方もいると思います。
それらの経験から「もし初心者や未経験者が気軽に仕事にチャレンジできるクラウドソーシングがあれば、喜んでくれる人がいるかもしれない」と考え、4ヶ月半ほどかけてnoviceを作りました。
noviceは様々な分野での初心者・未経験者のためのクラウドソーシングサービスであり、最大の特徴は受注した仕事は失敗してもOKという点です。
最初から失敗してもOKという形で依頼してくれれば、受注する側の心理的負担はかなり軽減されると思います。また、他の応募者も初心者・未経験者が多いため過去の実績がない人でも仕事を獲得しやすいです。
noviceを使うメリットを以下にまとめました。
<仕事を依頼するユーザーのメリット>
①仕事を相場より安く依頼できる
②受注者はプロではないことが多いため、近い目線でコミュニケーションを取ることができる。
<仕事を受注するユーザーのメリット>
①受注した仕事はチャレンジした結果、失敗に終わってしまってもOK。だから安心して仕事にチャレンジできる。
②noviceは様々な分野の初心者・未経験者が集まる場所なため、過去の実績・経験がない方でも仕事を受注しやすい。
③お仕事を受注し完了すれば、受注者の実績となり、経験を積むことができる。
例えば個人開発であれば、バックエンドは得意だけど、デザインは苦手という人は結構いるかと思います。僕は個人開発でバックエンドのシステムだけ作ってそこで放置.....みたいなことよくやってます。どうせだったら、デザイン勉強中の人にデザインお願いしてみるのも1つの手だと思います。
受注する側の人にとって単価が安くても経験が積めて、それが実績になるのであれば、キャリア形成のファーストステップとしては良いのではないかと思います。
ただ、いつまでも単価が安い仕事ばかり受注するのは良くないと思っています。noviceはあくまでのキャリア形成のファーストステップとして活用して頂き、実績を積んだら、それを生かして高単価の仕事を獲得したり、転職したり、次に生かして欲しいです。
プログラミングでも、語学でも、何か新しいスキルを身につけたけど、実績がないような方がいましたら、是非ファーストステップとしてnoviceを使ってみてください!
ちなみに
クラウドソーシングサイトの「求めるスキル」ってレベル高すぎません?
ちょっとクラウドソーシングサイト内に載っていたマッチングサービスの開発案件の募集要項を引っ張ってきました。
▽使用するプログラミング言語/ツール/特殊技術(テクノロジー)
・Java / PHP / Ruby / Pythonなどの技術
・MySQL / PostgreSQLなどのデータベース技術
・Javascript(jQuery、react、vue.js)の技術
・サーバ構築、管理の技術(AWS、VPSなど)
・HTML / CSSの技術(ウェブページのコーディング技術)
JavaにPHPにRubyにPythonが書けて、MySQLとPostgreSQLなどのデータベース技術に精通してて、ReactとVue.jsが書けて、AWSやVPSのサーバ構築ができて、HTML/CSSのコーディングができる人ってどんだけいるの?
web業界である程度経験がある方であれば、上記のスキルを網羅している方も多くいるかと思います。むしろ中級者、上級者の人から見れば出来て当たり前のスキルなのかもしれません。ただ、そのようなある程度スキルがある人がわざわざクラウドソーシングを使うのだろうか....少し疑問です。
もちろん上に記載されていることは全て必要ではなく、あくまでも目安で、いづれかの経験があれば良いってことはわかってます。ただ、プログラミング初心者や業務未経験の人にとってこういう募集要項を見るとビビります。そして絶望します。
「そうか、受託で仕事を取るにはあとあの言語とあの言語が書けるようになって、あのデータベースを使えるようになって、あのサーバを使えるようになって......」
いや、あとどれだけ勉強すればいいんだよってなります。
僕は過去にIT系の企業で働いたことがなく、プログラミングの業務経験が全くありません。だからなかなか普通に受託で仕事を取ってくるのは難しいし、それでは生きていけないから今も別でバイトしながらサービス開発してるし。(今一応法人を持っていますが、それもただ持っているみたいな感じになってます。)
普通、多くの人は独学でプログラミングを少し勉強して、ポートフォリオ作って、どこかのweb企業に入ってある程度実績積んでから独立するみたいな流れになるんだと思います。
まあ、それが当たり前なんだと思いますけど、業務未経験でもいきなり独立していける環境ができたら面白いのになぁと考えています。(IT系だけでなく全ての業界で)
そんなこんなで初ブログでした。
またちょこちょこ書いていきます。