ノスタルジア

プログラミングや個人開発、なんでもない日々のことについてのブログ

他人と比較せずに生きたい

20代後半になってから他人と自分を比較することがよくある。理由は分かってる。僕の生き方が世間一般の生き方とはずれているからだ。

 

一般的でない生き方

大学を卒業して一応大企業と言われるメーカーの会社に入った。でも25歳で会社を辞めてから、良くも悪くも自分の人生は大きく変わった。

留学するために25歳で会社を辞めて、会社員時代に貯めたお金をほとんど株で失くして、仕方ないからバイトして、お金を少し貯めて、フィリピンでインターンして、帰って来てからまたバイトして、最低限の起業資金貯めて、出版ビジネスの会社を作った。

 

ただ、会社を作ったはいいが、今まで自分のビジネスで稼いだお金はほんのスズメの涙程度。生活費はまだバイトしてなんとか食い繋いでいる状況だ。

 

僕は少し前に29歳になった。学生時代の同級生達はほとんど就職して、地に足をついた安定的な生活を送っている。

 

20代前半の頃、周りはそうではなかった。就職する友達もいれば、なんとなくバイトしているフリーターの友達、世界を数年間かけて旅した友達もいた。だが20代後半になって周りのほとんどの友達が就職して安定的な生活をするようになった。

 

だけど僕は真逆。20代前半は安定的な生活。20代後半からは足元ガタガタな超不安定な生活。だから自分と同じ年齢くらいでビシっとスーツ着て働いている人を見ると、よく自分の状況と比較して考えてしまう。

 

僕はフィリピンにいた時、インターンを終えた後就職するか起業するか悩んだ時期があった。当時26歳だった僕は考えた。起業して成功するなんて一握り。もし今から10年後の36歳になった時、1つは就職して結婚して子供が2人くらいいて、ストレスと戦いながらも家族のために働いて、比較的安定的な暮らしをする人生。もう1つは貧乏でバイトして何とか食いつないで、周りからは冷たい目で見られているけど、何か一つの夢を叶えるためにチャレンジしている人生。どちらになりたいかと思ったときに、僕は後者になりたいと思ったから起業した。

 

今このブログを書いてみて、なぜ自分が後者の人生を選んだかあらためて考えてみると、学生時代に聞いたホームレス支援を行なっているボランティアの方のスピーチが結構影響していると思う。

 

そのスピーチをしたボランティアスタッフの方は確か44歳男性の方で、最低限の生活費を美術館のバイトで稼ぎながら、時間の大半をホームレスに寝床を提供したり、介護や仕事紹介を行なっている方だった。ホームレスを支援するやり方は様々で、お金やモノを提供したり、人材を派遣したり。ただその方は自分が現場に行って、直接ホームレスの方と話し合いながら支援したいとのことで、10年以上現場でのボランティア活動を続けているとのことだった。

 

その話を聞いた時、僕は『すげーカッコいい!』と思った。周りなんて気にせず、自分のやりたいことをやっていく。『そんな人生もアリだな』と思った。

 

そのスピーチの影響もあって、やりたいことを具現化していくため実際に起業したが、やっぱり現実は厳しく、考えていた出版ビジネスは今もなかなか売り上げは上がっていない。理由は様々だが明確に分かっていることが1つ。プログラミングの勉強ばかりして全然営業してこなかったからだ。

何かサービスを広めたり、形にするのにはプログラミングができなければお金がない限り実現することはハードルが高いと感じ、それから今まで1年半ほどプログラミングを独学で勉強してきた。下の記事に独学した詳しいことを書いています。

 

leavescomic1.hatenablog.com

 

今だにヘナチョコ以下のプログラミングスキルしか身についていないが、一応自分が考えたアイデアをプログラミングでを使って形にできるようになってきた。 ただ、世間的に見れば僕は何者にもなっていない。29歳のニート野郎だ。

 

他人との比較を辞めるのは難しい。僕も他人と自分を比較してしまうことがたまにある。いや、結構ある。でも他人と同じことをしているばかりでは尖った人間にはなれない。どんなにニッチな分野でもいいから僕はそこでナンバーワンになりたい。

 

これからは自分と他人の比較を排除した上で、決断し、行動していく。周りからはたまに『頭バグってるな』と言われるが、どんどんバグった行動をこれからもしていきたい。

 

さいごに話は変わって

最近になって親の偉大さを感じます。世間一般の当たり前の生活をするには、現実はかなり大変。当たり前に会社に行って何十年働くことがどれほど大変か。僕は結婚してないし子育てもしたことないからよく分かっていないが、これに子育てがプラスされれば子供を持っている親は一人一人相当な偉業を成し遂げているのではないかと思う。