ノスタルジア

プログラミングや個人開発、なんでもない日々のことについてのブログ

フィリピンのセブ島でインターンしてた時の話その2

僕が3年ほど前、フィリピンのセブ島で留学エージェントの会社におよそ9ヶ月間インターンとして働いていた時のことを書いたブログその2です。

 

前回のブログはこちらから

leavescomic1.hatenablog.com

 

初日の授業

いよいよ語学学校に入って最初の朝を迎えました。

まずはオリエンテーションが行われ、一緒に学校に入った生徒が国ごとに集められ、国ごとのマネージャーから授業の内容やルールなどの説明がありました。その語学学校では週ごとに生徒が新しく入学し、留学を終えた生徒は卒業していく流れとなっており、僕が入学した時は日本人6人、韓国人5人、台湾人2人の計13人がその週に入学しました。

 

やっぱり同期(ってこの場合言うのかな?)は一番仲良くなりました。お互い不安だったため、カリキュラムを確認しあったり、授業後にセブ島の街を探索してみたり、本当にセブに来た『初期』の頃はよく一緒に同期と一緒に行動していました。

 

ただなぜ『初期』の頃だけだったかと言うと、フィリピン留学をする人のほとんどが1~2ヶ月程度の短期留学なため、セブ生活4ヶ月目になると、同期は全員卒業し学校を去っていったためです。稀に別の学校で6ヶ月の人がいましたが、僕みたいに9ヶ月滞在する人は最後まで見たことありませんでした。(まぁインターンとして来ているので普通の留学生とは違いますが...)

 

というのも長期のフィリピン留学は、「英語を学習する」という観点から言うとあまりおすすめできないからです。なぜフィリピンでの長期留学をおすすめしないかはまた今度詳しくブログに書こうと思いますが、簡単に言えば以下の3点です。

 

①基本的に英語初心者向けのカリキュラムしかない。

②英語教育のプロではない先生がほとんど。

③フィリピンにきている留学生達の勉強に対するモチベーションがバラバラ。

 

ただ、とりあえず短期で「夏休みを利用して英語を学びたい」「ワーキングホリデーに行く前にマンツーマンレッスンでスピーキングを鍛えたい」みたいな方にはフィリピン留学はオススメです。安いし、マンツーマンで先生と英語で会話できるし、何よりいろんな国の人と友達になることができて、楽しいと思います!

 

まあ、とにかくオリエンテーションを終えて、早速1時限目の授業が始まりました。初っ端からマンツーマンレッスンでドキドキしながら小さいレッスンの部屋に入ると、若い女性の先生が一人。笑顔でNice to meet you!と言って迎えてくれました。ただ、先生が笑顔だったのは最初だけでした。。。

 

レッスンはもちろん全て英語で、事前に日本で英語を勉強することなくセブに来てしまった僕には先生のしゃべっている英語が全くわかりません。先生もかなりゆっくり話して、時には単語だけで話してくれたと思うのですが、それでも僕にはほとんど理解できず、稀に理解できても、英語で自分の思っていることを伝えることができません。おまけに発音も最悪です。

 

英語初心者の生徒を多く担当してきた先生だったため、先生も根気強く僕に英語を教えてくれていましたが、序盤で笑顔が消え、中盤は真顔になり、授業が終わる頃には明らかに怒っている感じでした。授業は1コマ50分だったのですが、最初の5分でパニックになってしまい、初っ端からしくじりました。本当に地獄の50分でした。。。

 

授業が終わり、次の授業まで休憩が10分あるのですが、1コマ目が終わった時点で疲労感がどっと出てきて、頭がぼーっとしていました。その間、他の同期の人たちと最初の授業について話したのですが、みんな「先生が優しかった」とか「下手なりになんとか会話できた」とか言っていて、「やばいやばいやばい!」と100回くらい思いました。

 

休憩時間が終わり、すでにフラフラの状態で2二限目の教室に行くと、そこには35歳くらいの女性の先生。Helloと笑顔で迎えてくれましたが、こちらは1コマ目のことでかなり警戒しています。

 

そこから何とかわからないなりにカタコトの英語で自己紹介をして、教科書の内容を勉強していくのですが、今回は先ほどみたいな焦りはあまりありませんでした。なぜかと言うと先生が終始笑顔で常に優しく教えてくれたからです。相手が笑顔だったら、こっちも少しはリラックスして喋ることができます。さっきはかなり焦って、どうにか先生を怒らせないように必死で頑張ってましたが、今回の先生はめちゃくちゃ優しかったので、本当にリラックスして、1コマ目の授業より少しは英語が喋れていたと思います。

 

ただ途中で年齢の話になり、先生からHow old do I look?(私何歳に見える?)と聞かれ「35歳くらい?」と答えるとめちゃくちゃぶちギレられました(笑)。実際は24歳で大学を卒業してすぐだったようです。それから女性から「何歳に見える?」と聞かれると思ってたよりも5〜10歳若く言うようにしてます。。。

 

授業が終わった後も他の教室の先生達にも「私35歳に見られたんだけど〜」と文句言ってました(笑)。ただ、文句は言ってましたが、先生は終始優しく、1コマ目みたいな疲労感もなく楽しく授業を終えることができました。

 

それで少しリラックスできたのか、続く3コマ目と4コマ目も先生を怒らせることなく、何とか乗り切ることができました!

 

 フィリピンのセブ島インターンしてた時の話その3へ続く...